外壁塗装施工に最適な季節はいつ？外壁塗装はできる限り繁忙期を避けて行おう！

外壁塗装に最適な気候条件とは

外壁塗装は建物外部の壁面に塗装を施す工事を指します。

この外壁塗装には「最適な季節」というものがあります。その季節は施工もスムーズに進み、中断もめった起きない合理的な施工を行えるのです。そうした最適な季節を紐解くにあたって、まず注目するべきは、「外壁塗装に最適な気候条件」になります。

外壁塗装の施工に都合がいい気候条件は、以下のようなものです。

• 気候が安定しており急変しない
• 空気が乾燥している
• 日照時間が長い
• 気温が高い

上記はいずれも「塗料が乾きやすい」という条件と照らし合わせたものなります。なぜなら、外壁塗装は「乾燥」が塗膜の吸着のためにもっとも重要だからです。

外壁塗装に最適な季節は？

それでは、そのような気候条件が当てはまる季節はいつなのかを考えていきましょう。

まず、「気候が安定しており急変しない」という条件に当てはまるのは、1月〜4月の「冬〜春」と、9〜12月の「秋〜冬」頃といわれています。とくに、「早春」（2月～3月初旬頃）と「晩秋」（11月～12月初旬頃）は、異常気象が起こりやすい近年においても気候の急変が少ない季節です。

「空気が乾燥している」条件に当てはまるのは、基本的に晩秋頃～冬にかけてです。しかし、雪国では晩秋頃から雪の日が多くなり、もっとも雪に悩まされる時期にもなってしまいます。

「日照時間が長い」「気温が高い」条件にもっとも当てはまるのは6月～8月頃ですが、夏は基本的に雨が多いため、天候によっては何度も作業を中断する可能性があります。

さまざまな条件を考えた結果、もっとも外壁塗装に最適な季節はやはり「晩秋」か「早春」といえるでしょう。

ただし、「最適な気候条件」にも地域差があります。本州と違い亜寒帯に属する北海道では、4月中旬〜5月頃の雪解けのタイミングから発注数が伸び始めます。

外壁塗装の「繁忙期」はいつ？

外壁塗装の需要というのは本来「外壁塗装を全く行っていないか、外壁が劣化したタイミング」にしか生まれないので、季節に左右されることはありません。

しかし、「特定の時期に施工が集中する」のは確かです。そういった意味では「繁忙期」は存在するといえるでしょう。

とくに、1月〜3月は全国どこの業者でも忙しくなります。これは「早春」に差し掛かるベストシーズンを含んでいるというのもありますが、決算時期が近いのも大きく影響しています。行政や大企業など、年度末までに余った予算を使いきりたいという需要があるためです。

そして、4月も一定の需要が見込める時期です。4月は日本社会にとって新生活の時期と重なるため、リフォームで外壁塗装の需要が大きくなる傾向にあります。

外壁塗装はできる限り閑散期に依頼しよう！

それでは、外壁塗装に際して「閑散期」はあるのでしょうか。

まず注意すべき点として、この業界においては全国一律の閑散期は存在しません。地域によって、または会社によって閑散期は異なります。特定の繁忙期・閑散期といったものは存在せず、ほぼ一年中安定して仕事がある会社もあります。

しかし、繁忙期と同じように、「需要がある程度減る」シーズンは見極めが可能です。たとえば、「外壁塗装にとって都合の悪い気候条件が重なりやすい」季節などです。これは、本州における梅雨の時期や、ゲリラ豪雨の多い真夏などが該当するでしょう。

また、中小・零細企業の場合は案件の受注状況に応じて繁忙期・閑散期は変動します。そのため、閑散期を知るもっとも確実な方法は、直接発注予定の会社に問い合わせることです。

外壁塗装において、閑散期を狙うことで得られるメリットとしては、以下のようなものがあります。

• 担当者と時間をかけて打ち合わせができる
• 外壁材に合わせた塗料を早めに発注できる
• 希望の施工に合った職人を手配しやすい

閑散期は受注数が少ないこともあり、さまざまなリソースに余裕が生まれやすくなります。

担当者や職人といった人材、塗料や外壁材といった資源、そして日程の確保にも自由が利きます。施工が雨で中断したとしても、繁忙期と違い柔軟な対応が可能です。

まとめ