外壁や屋根の補修は同時に行うべき?塗り替えは何年からがおすすめ?

外壁と屋根の補修は、どのような家にも必要です。補修を行わないと、見た目が悪くなるだけでなく、ひび割れや雨漏りを放置すると室内にもダメージが出てしまいます。また、外壁や屋根の補修を同時に行うと、メリットが大きくなります。塗り替えのタイミングを見逃さず、適切な時期に補修をしましょう。

外壁と屋根の同時補修の利点は?

元々外壁と屋根では、補修が必要になるタイミングが違います。

たとえば外壁塗装の補修のタイミングは、チョーキングやひび割れが出てきたときで、屋根なら雨漏りや瓦が落ちたときです。見た目で補修の必要性がわかりやすいのは外壁ですが、屋根も年月が経てば補修が必要です。

外壁と屋根を同時補修すると、得られるメリットも大きいので、可能であれば同時補修しましょう。

一度の補修で完了

外壁や屋根の補修は外で行う工事ですが、プライバシーに配慮してくれる会社でなければ、落ち着かないこともあります。

また、補修を行う前に現地を調査したり、見積もりを出したりなどの事前準備も必要です。屋根と外壁を同時に補修すると、足場の設置が1回で済むので、費用も抑えられますし工期も短縮できます。

見た目が一気に解決する

外壁と屋根を別々に工事すると、片方だけがきれいになり、もう片方が汚いままになるので外観のバランスが悪くなってしまいます。その点、同時に補修すれば一気に外観を改善できます。

別々に工事をするとちぐはぐな外見になりやすいですが、同時に補修すれば見た目の統一感も出て、きれいな仕上がりを期待できるでしょう。

足場の費用が一度で済む

外壁にしても屋根にしても、工事の際には足場の設置が必須です。高所の作業になるため、作業員の安全のためにも足場は作らないといけません。

家の規模にもよりますが足場の費用は決して安くなく、別々に補修をすると単純計算で費用が倍になります。もし同時に補修すれば足場は一度の設置で完了するので、費用が安くなるのも魅力です。

外壁や屋根の塗り替えはいつから?

外壁や屋根の塗り替えを行う目安も知っておきましょう。外壁も屋根も外観でわかる場合がありますので、塗り替えのサインを見逃さないことも大切です。表面の塗装が剥がれたときだけでなく、他にも色々と判断材料があるので日ごろからチェックしておきましょう。

①ひび割れが発生したとき

外壁や屋根にひび割れが起きたときは、すぐに補修しましょう。ひび割れの度合いによって補修費用が異なりますが、そのままにしておくのは大変危険です。

ひび割れが0.3mm以下ならひとまず様子を見るべきですが、0.3mm以上ならかなり深刻な劣化といえるでしょう。もしひび割れを発見したら、外壁も屋根も補修するタイミングです。

②塗装が剥がれたとき

元々の工事で下地処理がきちんとされていない場合や、下塗り剤との相性が悪い場合などは、塗装が剥がれやすくなります。また屋根や外壁にひび割れが発生した場合も、塗装が剥がれる可能性があります。塗装が剥がれているのを確認した場合は、すぐに業者にお願いして補修してもらいましょう。

③チョーキングが起きたとき

外壁を触ったときに手に白い粉がつく(チョーキング)場合も、外壁の補修が必要なサインです。屋根の場合もチョーキングが起こるので、チョーキングを発見したらすぐに業者にお願いして補修してもらいましょう。塗装が剥がれてしまうと、屋根や外壁の寿命も短くなってしまうので、放置しないように気をつけてください。

④コケが生えた時

日当たりの悪い場所に建物が建っている場合など、外壁や屋根にコケが生えることがあります。コケが生えている=塗装が剥がれている証でもあります。見た目も悪いでしょうし、塗装が剥がれているサインでもあるので、早急に補修をお願いしましょう。

⑤錆を発見した時

外壁に錆ができる場合のほとんどが、サイディングの種類の1つである「ガルバリウム鋼板」が原因です。ガルバリウム鋼板自体は、錆びにくいようにと表面が特殊加工されていますが、100%ではありません。錆びにくい塗装が錆びているということは、それだけ劣化が進んでいる証拠でもあるので、早急に補修をお願いしてください。

塗装が必要な屋根と不要な屋根

外壁には塗装が必要ですが、屋根の中には塗装が不要なものもあります。たとえば「粘土瓦」と呼ばれる日本に昔からある屋根の場合、塗装は不要です。もし塗り替えたいのであれば、専用の塗料を使用しましょう。

粘土瓦は30年以上耐えることでも有名ですが、補修は必要です。粘土瓦はたいていの場合「漆喰」が使われています。漆喰とは昔から使われている素材で、10年ほどでひび割れを起こしてしまいます。そのため、粘土瓦でひび割れが起きた場合、ひび割れた個所から雨漏りが起きる可能性が否めません。

したがって粘土瓦であっても漆喰を使っている以上、塗装の必要はありませんが、補修はその都度必要なので、注意してください。

外壁や屋根の補修を任せる業者選び

外壁や屋根の補修を任せるなら、できるだけ信頼のおける業者を選びたいものです。業者を選ぶポイントは、「許可や資格のある業者」「質問に的確に答えてくれる業者」「見積もりの詳細が明確な業者」です。

最近の外壁塗装業者は保証をつける業者も増えていますが、中には悪徳業者もいて保証期間内に会社をつぶす業者もいます。そのため、保証の有無だけで業者を選ぶのは危険です。

しかしながら、信頼のおける業者であれば、保証がついているとさらに安心できるでしょう。外壁も屋根も年数が経てば補修は必要なので、外壁や屋根に現れる塗り替えのタイミングを見逃さないようにして、良い業者を選択してください。

まとめ

今回の記事では、外壁や屋根の補修について、補修のタイミングや同時に行うメリットについてご紹介してきました。屋根にしても外壁にしても、見た目が悪いと悪印象を与えてしまいます。また、見た目はもちろん、雨漏りやひび割れは放っておくと深刻なダメージを受けるので補修は必要です。

もし外壁塗装や屋根の補修の業者選びで迷ったときには、ぜひ「一網工業株式会社」にご相談ください。外壁塗装の専門店として、屋根や外壁塗装のタイミングのアドバイスなどお手伝いいたします。